食べるのは好きでもほとんど知らないおいしい梨の歴史
食後のデザートとして、子どもたちのおやつとして人気の高い梨の歴史をご紹介します。
■発祥は中国
梨の発祥は、7000年以上前の中国南西部だと言われています。当時中国の山地で発生した梨は、その後シルクロードを通り、発祥地を中心に東と西に別れた結果、西洋梨とアジア梨というそれぞれ独自の発展を遂げています。中国から発展したということもあり、生産量も中国が他の国と大きな差をつけています。
■日本における梨の登場
弥生時代の日本では、生活に梨が登場していたようです。これは、静岡県にある登呂遺跡から炭化した梨の種が発見されたことから推測されます。しかしその時期に梨の栽培が本格化していたかどうかは定かではありません。
栽培に関しては、奈良時代を代表する日本書紀に登場することから、おおよその時期が予測できます。江戸時代に入ってからは、日本各地にある果樹園での栽培も盛んになり、梨の品種も100種類以上になりました。
■おいしい梨への品種改良
江戸時代以降、国内でも積極的に梨の栽培が取り入れられたのですが、当時は現在に比べるとおいしさには欠ける梨がほとんどでした。現在のように甘みが強く果肉がやわらかくおいしい梨は、明治以降に品種改良され生まれた品種です。
日本における梨の歴史に大きな影響を与えたのは、二十世紀梨です。二十世紀梨と多くの品種を交配させることで、万人受けするおいしい梨を完成させることができたと言っても過言ではありません。
もぎたて新鮮でおいしい梨を味わうなら、和歌山県内にある森園をぜひご利用ください。果物狩りは、小さいお子さんと一緒に楽しめるアウトドアです。園内では、大切に育てた梨だけでなく、ぶどうも味わうことができます。果物狩りを満喫するなら、幸水、豊水などの梨、ピオーネ、シャインマスカット、巨峰などのぶどうを一緒に楽しめる森園をおすすめします。収穫時期の関係上、期間限定の果物狩りとなりますが、ぜひご家族でお楽しみください。